書籍「40歳から進化する心と体」から食事の知識(小野)
はじめに
40歳を過ぎて現役で活躍し続けるアスリートは多くはないと思いますが、確かにいます。 工藤投手もその一人だったでしょう。この方の本を半分ぐらいまで読んでみて、食事の参考になりましたので、内容を一部、紹介します。
「40歳から進化する心と体」工藤公康、城澤卓二著 青春新書 青春出版社刊
内臓疲労は不調をもたらす
工藤投手は、内臓疲労で不調になることがあったそうです。若い頃にそれを経験し、以後改善したことが長年の活躍につながったそうです。
ファスティング
ファスティングとは、「絶食」「断食」のことで、工藤投手は30代の頃から取り入れたそうです。工藤投手はこれを行うことで、体調が良くなり、体が軽くなったそうです。
これを取り入れているロシアの病院もあるとのことで、治療効果はありそうです。
ただし、間違った方法で行うと健康を害してしまうので、興味のある方は信頼できる指導者が開く教室などに通うのがお勧めとのことです。
食べる順番
いきなり主食や肉や魚などを食べると体に負担がかかるそうです。このため、次のような順番で食べるようにすべきです。
野菜→肉や魚→ごはんやパン
こうすると血糖値急上昇によるダメージを防ぐことができたり、最初に食物繊維を摂ることができたりします。
【紹介者注:老化防止のためにもこの順番で食べるのが良いようです。 (マイナビニュース-“レンジでチン!”が老化を促進!? 老け顔の原因にもなるAGEって? http://news.mynavi.jp/news/2013/09/03/176/index.html)】
酵素
酵素は大きく分けて「消化酵素」「代謝酵素」の2つがあり、消化・吸収・代謝・排泄に至る生命活動のすべてのプロセスに関与する人体に無くてはならない物質です。
ところが30~40代くらいになってくると体内の酵素生産能力低下が原因で、疲労、病気、怪我が増えてくるそうです。
酵素不足を補うためにも、酵素が豊富な生野菜、果物などから積極的に摂取する必要があります。工藤投手は酵素ジュースを摂っています。
適度な脂肪は必要
体脂肪が少ない人は夏バテしやすい傾向にあるようです。食事がのどを通らないようなときに、脂肪をエネルギーにできないからだそうです。そのような人は春先から計画的に少し脂肪を付けておくと良いそうです。その際にはオメガ9(オリーブオイルなど)とオメガ3(青魚など)が体に良い脂質になるので、そのようなものを中心に摂りましょう。
ただし、脂質の摂り過ぎは心臓病、脳卒中、動脈硬化などのリスクを高めるので、避けましょう。
ゆるやかに食事を調整
工藤投手は、ラーメン、ファーストフード、ケーキも食べるが、毎日ではなく、ときどきにするよう意識しています。カロリーを摂りすぎたから少し控えよう、などと帳尻を合わせているそうです。このような工夫をすると、健康的な食事を継続しやすいかもしれません。
おわりに
以上ご紹介した内容で、食べる順番は実践するようになりました。それ以来数か月ほど、胃腸の調子は悪くないようですので、効果があったのではないかと思います。
Pit Stop つくば北条では、運動を考えたランチメニュー(りんりんカフェテリア、メニュー)が提供されていますので、おススメです。