アウトドアスポーツでの紫外線対策(2013/5/27追記)(小野)
暖かくなり、野外での活動もしやすくなってきました。一方で紫外線が気になる季節になってきました。今回はアウトドアスポーツでの紫外線対策についてまとめてみました。
紫外線の害
目の白内障の原因になったり、皮膚の老化につながったりします。
紫外線対策
ここでは回避策、低減策に分類したいと思います。
回避策は、紫外線の強いときの屋外での活動をなるべく避けるというものです。紫外線の強い時期には、正午を中心にして午前10時から午後2時頃が強くなっています。この時間帯の外出をなるべく控えることで、紫外線を回避します。自転車練習会で、夏期には出発を朝早くにする場合を見かけますが、紫外線対策としても有効です。雨の日は紫外線が弱めですが、曇りの日は意外と強めです。(紫外線の強さを知る方法)
低減策は、人体への影響を減らす対策で、各種商品が販売されています。目の対策としてはサングラス、帽子などがあります。皮膚の対策としては日焼け止めやUVカットのウェアの着用などがあります。
サングラス
紫外線カットはレンズの色で決まるものではありません。スポーツグラスのショップでは、紫外線対策になるレンズについて、種類や色を選択するようになっています。アウトドアスポーツには、色がついていても紫外線カットの効果が弱いレンズのサングラスを選ばないようにしましょう。
日焼け止め
日焼け止めに表示されているSPFはUV-Bの防止効果、PAはUV-Aの防止効果を表します。UV-BとUV-Aは、紫外線の種類です。SPFは数値の大きさ、PAは+の数で、効果の大きさを表示しています。長時間のアウトドアスポーツには強力な方が向いていて、日常用は弱めとなっています。
陸上のスポーツで防水タイプを選択すべきかどうかについて、販売員の方に訊いてみたところ、汗をかく量が多い場合は防水タイプで、そうでなければ防水でなくてよいとのことでした。つまりゴルフのように長時間の場合は防水タイプ、ジョギングのように短時間ならば防水でなくてよいそうです。
髪も日焼けします。髪の紫外線対策には、スプレータイプの日焼け止めを使用することができます。
UVカットのウェア
同じメーカーの商品でも紫外線対策に向いているものとそうでもないものがあります。UVカットの表示がある方を選択しましょう。
紫外線の強さを知る方法
紫外線の強さについては、気象庁のホームページ( http://www.jma.go.jp/jp/uv/ )にて時刻別、地域別に予測、実測値を見ることができます。このページで時刻をずらせばその時刻の予測を見ることができます。また、夕方以降にこのページの「観測値」をクリックしてみれば、時間毎の紫外線の強さの変化を見ることができます。